取り組み内容と結果 | 実施目的 | 投資額 | |
---|---|---|---|
1 | 全従業員に発信する社長メッセージには健康トピックス(健康経営の方針等)を発信しています。 | 健康経営の社内浸透 | — |
2 | 経営会議において健康状況、行動変容調査アンケート他、各種アンケートの結果説明、及び健康公約を社長より発信しています。 | 経営幹部への健康経営の意識醸成 | — |
3 |
定期健診、任意健診(対象者)への受診勧奨の実施 ・e-mailにて対象者全員に必要性の発信と受診の促し ・リマインダの発信 |
生活習慣病予防/がん対策 | — |
4 | 再検査・要精密検査・要治療者への産業保健スタッフからの個別の検診受診案内と受診結果の確認 | 生活習慣病予防/がん対策 | — |
5 | 健康セミナーの開催(歯科セミナー/栄養セミナー/がんセミナー) | 生活習慣病予防/がん対策 | 歯科・栄養セミナー 174,000円 |
6 | 特定保健指導実施対象者への産業保健スタッフからの個別の実施勧奨 | 生活習慣病予防 | — |
7 | 医療、育児、女性の健康相談に対応する健康保険組合の電話健康相談の社内周知 | 生活習慣病予防 高ストレス比率の低下 |
健康保険組合サービス利用 |
8 | 外部の心理カウンセラーによる面談、電話相談窓口「メンタルヘルスカウンセリング」を社内通知 | 高ストレス比率の低下 | 健康保険組合サービス利用 |
9 |
メンタルヘルスケアe-learningの実施 全社員対象:実施率100%(実施期間:8月~9月) |
高ストレス比率の低下/ 健康リテラシー向上 |
日立グループ会社 e-learningシステムを利用 |
10 | 外部企業による全社員を対象とした行動変容調査を実施(8月 回答率92%) | 健康リテラシー向上と行動変容 | — |
11 | 健康支援サービスの導入 (活動量計/体組成計/歩数・体組成データ管理アプリを提供) |
生活習慣病予防/ コミュニケーション向上 |
機器、運用費用等 3,414,000円 |
12 | Wellness活動 ウォーキングイベントを開催 (健康支援サービス開催1回/年、日立健保険開催1回/年) 参加者同士でチームを組み実施。円滑なコミュニケーション向上につながっている。 |
Wellness活動の推進/ コミュニケーション向上/ 生活習慣病予防 |
健康支援サービス ウォーキングイベント 202 ,000円 |
13 | ① 就業時間内禁煙制度の継続実施 | 喫煙率の低下 (がん予防) |
― |
遠隔禁煙プログラムの開催 | 2020年度 会社補助 以降、日立健保補助 |
||
14 |
検診費用補助制度 治療事由による在宅・短時間勤務制度の導入 |
仕事と治療の両立支援 | 会社補助 2023年度 187,679円 2024年度 244,740円 |
15 |
勤続年数に応じたリフレッシュ休暇制度と 有給取得も含めた連続休暇取得の奨励 |
ワークライフバランス/ 高ストレス比率の低下 |
— |
■がん検診の定期的受診を推進
生活習慣の改善による予防と健診による早期発見・早期治療に向け、35歳以上の従業員は、定期健康診断として、胃がん・大腸がん検診を含む人間ドックを必須受診(年1回)としています。また、オプションとしてABC検診(胃がんリスク検査)、子宮頸がん、乳がん、肺がん(胸部CT検査)、前立腺がん検査の費用補助を行い、定期的な受診を推進しています。
■がんセミナー
外部・内部講師。SMILE∞活動の取り組み、健康経営について、がんと就労を考える「がん予防と早期発見」、日立保険サービス様より、がん保険・医療保険の内容(近年の保険内容の傾向等)について学ぶ。
・乳がんセミナー:触診モデル体験(2019年10月4日)
・乳がんセミナー:触診モデル体験(2019年10月4日)
・健康経営セミナー:「もっと知ってほしいがんのこと『はやく見つけて、はやく治そう』」(2021年5月21日(金))
・がんセミナー:「命を守るために出来ること」産業医、「がん体験者からのメッセージ」日立保険サービス講師(2022年8月23日)
メンタルヘルス疾患の予防と早期発見のため、従業員本人がストレスに気づいて対応する「セルフケア」と、上長による職場環境改善や個別相談の実施などの「ラインケア」の双方から施策を講じています。
職場、人事、産業保健スタッフが連携して対応し、必要に応じて、就業配慮による業務負荷軽減を図りながら、重症化を予防、回復をめざします。治療上、休職が必要となるケースでは、人事部門からの制度説明、産業保健スタッフからの職場復帰支援プログラムの説明を行い、安心して療養に専念できるようサポートしています。
■ストレスチェック
毎年7、8月に全社員に対しストレスチェックを実施。
高ストレス者に対し、産業医面談を実施。面談を希望しない方へ、保健師からセルフケアのアドバイス等を実施。また、アクションプランを策定し、職場環境改善に取り組んでいます。
区分 | 対象者 | 回答者 (人) |
回答率 (%) |
高ストレス者 | メンタル健康リスク | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
人員 (人) |
比率 (%) |
量・コン トロール |
職場支援 | 総合 | |||||
九州 HISYS |
2025年度 | ||||||||
2024年度 | 568 | 568 | 100% | 71 | 12.5% | 101 | 92 | 92 | |
2023年度 | 567 | 565 | 99.6% | 67 | 11.9% | 103 | 92 | 94 | |
2022年度 | 592 | 592 | 100% | 64 | 10.8% | 103 | 94 | 96 | |
2021年度 | 586 | 586 | 100% | 55 | 9.4% | 103 | 92 | 94 | |
2020年度 | 573 | 573 | 100% | 63 | 11.0% | 104 | 94 | 97 | |
2019年度 | 557 | 557 | 100% | 57 | 10.2% | 102 | 95 | 96 | |
2018年度 | 555 | 555 | 100% | 62 | 11.2% | 100 | 94 | 94 | |
2017年度 | 485 | 485 | 100% | 63 | 13.0% | 103 | 96 | 98 |
■EPA相談室
2025年1月に社外の相談窓口としてEAP相談室を開設しました。
会社に知られることなく、仕事のこと、プライベートのこと、どのような内容でも相談することができます。
従業員とご家族※にご利用いただくことが可能です。
※家族の範囲:配偶者および一親等(両親・子供)。同居の場合は二親等(祖父母・兄弟姉妹・孫)まで
■感染症予防取組み支援制度
インフルエンザの予防接種について、日立健保ポタールサイトにてポイント付与による支援を行っています。
■インフルエンザワクチン集団接種
11月に本社でインフルエンザワクチン接種を実施しています。希望者は勤務時間中に接種を受けることができます。【任意接種】
■法定項目を超える充実した健康診断を実施
35歳以上の従業員には毎年の定期健康診断に代えて、人間ドックの受診を実施しています。また、35歳未満の従業員もコースの選択が可能です。若い年齢から、法定項目を超える充実した検査内容の健康診断を実施しています。また、全従業員の健康診断の結果を産業医が確認し、就業上の措置区分に基づき就業判定を行います。結果に応じて産業医・保健師による面談と健康指導を実施しています。
人間ドック | 35歳以上の従業員は、定期健康診断として、必須受診(年1回) |
---|---|
定期健康診断 | 35歳未満の従業員は、定期健診B(34歳以下)の他、ミニドック(30歳以上)、レディース健診(30歳以上の女性)から選択して受診 |
部位検診(オプション検査)補助 | 日立健保補助に加え、会社補助金を支給(2022年度より) |
歯科検診 | 毎年11月8日(いい歯の日)に歯科医、歯科衛生士によるお口の健康チェックとセルフケアアドバイスを実施 |
■健診数値を基準とした「就業上の措置」
2019年度より、健診数値を基準とした「就業上の措置」を導入し、個人の健康意識の変革と、健康リスクの低減、受診や治療行動など本人の健康管理行動を支援し、安全な就業をめざします。
■特定保健指導・重症化予防
メタボリックシンドロームやその予備群などに該当し、生活習慣病を発症するリスクが高くなる方を対象に日立健康保険組合の生活習慣病予防(食生活や運動習慣の改善)支援プログラムを実施しています。
対象者は参加必須とし、日立健康保険組合、事業所、従業員が一体となって生活習慣病予防・重症化予防に取り組んでいます。
安心して治療に専念できるよう各種休暇制度、収入補償の仕組みを整えています。休業からスムーズに復帰ができるように、休業中から産業保健スタッフによる支援を行い、復帰に際しては、産業医(産業保健スタッフ)、人事、所属上長、本人にて面談を実施し、復帰後の業務や就業上の配慮を検討します。復職後も定期的に面談を行いながらサポートします。
■治療勤務制度における短日数勤務
近年の医療技術の進歩により、働きながら治療を続けるニーズが高まっていることを踏まえ、「仕事と治療の両立支援」の観点から、「治療勤務制度における短日数勤務」を実施しています。
■子の看護休暇
小学校卒業までの子を対象とし、看護や感染予防のための休校、休園に伴う対応が必要となる際に、看護休暇の取得が可能となる制度を導入。
■両立支援コーディネーター配置
従業員の治療と仕事の両立を支援するため、コーディネーター(独立行政法人労働者健康安全機構が実施する両立支援コーディネーター基礎研修受講者)を配置
毎年、さまざまなテーマで健康に関するセミナーを実施し、従業員の健康意識とセルフケア力向上に取り組んでいます。
■健康セミナー
「健診の受け方活かし方/ヘルスアップセミナー 総務部・保健師(2023年7月7日)」
2023年7月7日:受講者満足度:参加者441名(非常に良かった104名、良かった264名)
2024年4月:参加者581人(100%)、受講者満足度(非常に良かった168名、良かった387名) ※動画配信
実施日 | テーマ | 参加者 (名) |
受講者満足度(名) | |
---|---|---|---|---|
非常に良かった | 良かった | |||
2024/4/1 | 健診の受け方活かし方/ヘルスアップセミナー | 581 | 168 | 387 |
2024/7/10 | サントリーセミナー | 114 | - | - |
2024/8/1〜9/20 | メンタルヘルス教育 セルフケア(全従業員) | 644 | 138 | 369 |
2024/8/1〜9/20 | メンタルヘルス教育 ラインケア(課長職以上) | 161 | - | - |
2025/1/7〜 | EAP相談室 オリエンテーション動画(EAP紹介編) | 203 | - | - |
2025/1/15〜 | EAP相談室 管理職向け動画(ラインケア編) | 80 | 80 | - |
2025/2/3〜2025/3/19 | ユニ・チャーム みんなの生理研修(動画) | 109 | 26 | 59 |
2025/2/25〜3/28 | 産業医講話「知っておきたい 働く世代の健康について」 | 232 | 189 | - |
女性特有の健康問題に関するセミナーを全社員を対象に実施。女性特有の健康問題に 正しい知識や関心を持ち、女性がはたらきやすい職場づくりを推進しています。
・女性の健康サポートセミナー(2017年8月2日)
・治療と仕事の両立(乳がん体験者のお話)(2023年2月3日)
・今日からはじめるブレスト アウェアネス(2023年2月3日)
従業員と家族がともに健康な生活を送り、笑顔で充実して働くことができるという姿を実現するには、働き方を大きく見直し、公私の充実を図ることが不可欠です。当社では、働き方改革を「働き甲斐改革」とし、連動させながら、健康経営を推進していきます。
産業医、保健師(産業カウンセラー)による健康サポートの体制を整え、従業員の心身の状況や生活習慣を把握し、早期発見・早期対応につなげる取り組みを進めています。また職場上長からの相談対応など、職場内ケアに関するサポートを行い、職場、人事、産業保健スタッフが一体となって、従業員の健康を支援しています。
入社から退職まで継続的な健康サポートを行っています。特に配属後、1~3年目を迎える従業員は、職場や仕事にも少しづつ慣れ、視野も広がってくる分、新たな不安や不満、疑問が生じ、悩む事も増えてくる時期です。
成長を促すフォローアップとして、人事面談、保健師によるヘルスアップ面談を実施しています。
従業員が、安心して仕事をし、日々の生活を送る為にも、ご家族の皆さまの支援が不可欠です。そのためにもさまざまな面から、ご家族の健康を支援しています。外部相談窓口として、日立健康保険組合の「ファミリー健康相談」等のサービス利用を周知し、従業員とその家族からの相談を受け付けています。また、家族向け巡回レディース健診や、人間ドック等健診を受診する際の補助制度も整えています。
その他、健康増進イベントやファミリーデーの開催など、従業員と家族とのコミュニケーション行事にも取り組んでいます。